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日経電子版12月8日の記事「ミクシィ「訪問者激減」騒動が問うSNSの本当の価値 」から学ぶ事は?

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この記事のポイントは、ネットレイティングスが11月28日に公表した国内の主要SNSサイトの「ネット視聴率調査」に起因して波及した事に関して書かれたものです。

同社が今まで行っていた集計方法が変わったからですが、その訪問者数(アクセス数)が、9月の1472万人から10月は838万人へと大幅に減少したように見えたためです。

ネットレイティングスの調査報告では集計方法の変更について記述しているものの、掲載した訪問者数の推移グラフでmixiが急激に落ち込んでいる状況にインパクトがあったこともあり、ツイッターやフェイスブックで「そういえば最近、mixiにはアクセスしていない」「実感と一致する」といった反応が広がったわけです。

集計方法がどのように変わり、それがどう発表データに影響したのかは、日経本文の記事をご覧頂ければわかりますが、重要なのはこの記事でも触れられているように、数字と言う意味があまり意味を持たないと言う事です。

従来インターネットの世界では、ページビュー(PV)やユニークユーザー(UU)、会員数、会員の属性等そのデータが重要な意味を持ち、またメディアであればそのメディア価値は、数字から判断されてきました。

しかし、ソーシャルメディアにおいては、その数が大きな意味を持たなくなって来ています。

一言で言えば量より質の問題と考えるベキです。

相互に繋がるソーシャルメディアは、その訪問者数だけでは判断出来ないと言う事です。

例えばTwitterのフォロワー数やFacebookページのいいね!数、勿論mixiページのフォロー数などの数が大きい程良いかは簡単に判断出来ません。

重要なのは相互の繋がりで、共感する人がその中でどれだけアクティブに絡んでいるかが重要です。

Facebookページの「○○人が「いいね!」と言っています」の下にある「○○話題にしています」は、毎日そのFacebookページに関して、その投稿された近況に関し、いいね!をしたり、コメントしたり、シェアしたりしている人を集計し表示しています。

この絡んでいる方=共感を日頃から持っている人が重要です。

Facebookで言うなら、ページのいいね!数がいくら多くても、一度いいね!を押しただけで、それ以降そのページに対し無関心で何の反応もないページは、ソーシャルメディアにおいては、意味のないページです。

ソーシャルメディアにおいて一番重要なのは、人と人とのコミュニケーションプラットフォームとして、常に繋がっている方がどれだけいるかがポイントです。

この常に繋がっている人こそ、共感者・ファンであり、これは一気に増える事は基本的に難しいです。

ですから、共感を得られる内容を発信し続ける事がポイントとなります。

ソーシャルメディアでは、勿論その発信するコンテンツ内容が先ず重要ですが、上記のように発信し続け、またそれに反応頂いた方々へ応えて行くと言う関係構築が一番重要です。

それがソーシャルメディアの本当の価値であり、パラダイムシフトが起きたポイントです。

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