5感において、香りは重要な要素ですね。
その香りをスマートフォンで実現がScenteeです。
TwitterやFoursquareから、伝統的なメールや不在着信通知まで、スマートフォンにインストールされているたくさんのアプリから受け取るあらゆる種類の通知に対して、Scenteeは芳香を放ちます。さらに、これも事前に選んでおいた特定の色の光が点灯するんです。
このガラクタは何もないところから出てきたのではないのです。
2010年から開発段階にありました。最後のプロトタイプは、最近のMobile World Congressで見ることができたのですが、高周波の電磁波で香りを解き放っていて、それまでテストされていたような奇妙なメカニックな方法は用いられていなかったのです。
ここ数カ月に見られたものと比べると、Scenteeは完全に外見を変えました。
丸く軽くて、アプリケーションは放出濃度を管理することができます。
どれくらいもつか? 1回の充填ごとに100噴霧。もちろん、カートリッジは購入しなくてはならないです。自動車用のディスペンサー芳香剤のようなものですね。
日本のアマゾンから始まって、アメリカのアマゾン、そしておそらくはほかの地域にも進出するでしょう。
Scentee、いやむしろその背後にいる企業Shiftが、日本の不思議な世界からもっと大きなことを目指しているしるしです。
まず何よりソフトウェアはオープンソースで、さらなる改造に対して開かれています。
いまのところ、この奇妙な噴出装置はソーシャルネットワークの通知、SMS、ゲーム、さまざまなアラームと接続することができます。
しかし目標は、これを何らかのかたちで位置情報サーヴィスの利用と結びつけることです。例えば、店に入るとこの装置が動き出して、適切な香りを放つようにするとか。
またこのグループは、いくつかのブランドと交渉を進めて、料理の世界や香水産業とのパートナーシップを始めようとしています。
スマートフォン経由で香りを嗅ぐ無料キャンペーン、試食、ブランドの名を冠した香りなどのさまざまなビジネスの可能性について考えてみるといいですね。
さらにハードウェアの観点でも、次第に小型化して単一のアクセサリーにより多くの香りを詰め込めるようにすることを目指しています。こうして、もし何も聴きたくなくて邪魔をされたくないときでも、鼻を頼りにすることができるでしょう。
これが五感の重要な要素です!
Scanteeは現在Amazon.co.jpにて、3,654円(交換カートリッジ525円)で購入できます。
今後の発展に、期待したいですね。